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近年増えてきているのは、妻から夫に対するドメステックバイオレンス(DV)やモラルハラスメント(モラハラ)です。
残念なことに以前に比べるとモラハラに対しての認識や女性から男性に対してDVやモラハラがあるという点では理解はされるようにはなってきていますが、実際には男女と言う立場からなのか、被害者が男性か女性かでは周囲の捉え方も随分と違うようです。

40代男性(子供:中学生と小学生の女の子)の場合、
妻からの暴言や精神的苦痛に耐えることができなくなった。
仕事や給料面に口を出し、人付き合いや友人関係などを制限されている。
家事を手伝うのは当たり前で、妻中心の生活、束縛もひどく妻自身もイライラしていることが多い。
日常的に離婚をすると言われ続けてきた。子供のことを考えると踏み出せなかったが、精神的な限界を感じたので離婚したい。

度重なる奥さんのモラハラ行動や言動に苦しんできた夫。
徐々に追い詰められ、些細なことで限界を超えて爆発してしまったのでしょう。
では、この理由で離婚はできるのでしょうか?
実はできるともできないとも言えないのです。
夫婦間の協議で離婚に至る場合では「できます」との答えですが、法律的には「NG」なのです。

嫌いになったから別れたいでは、離婚理由にはならないのです。
つまりDVとかと違い、見える傷と見えない傷の差なのだと思います。
モラハラを理解する動きは、社会的にも大きくなってきていると思いますが、長年の「モラハラ」を立証することはとても困難なことなのです。
また立証できたとしても離婚理由になるかならないかは、今の日本の法律では微妙なようです。
そこで話し合いが進まないと家を出て別居をする人や、他に安らぎを求め浮気に走ってしまう人もいます。
もちろん『浮気=不貞行為』をした側に非があることになってしまうため、軽率な行動だけは注意しなくてはなりません。

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