『できちゃった結婚は離婚率が高い』と言われがちですが、望まない妊娠をきっかけに勢いで結婚したということが一番の離婚理由ではないでしょうか。
10代で8割、20代で6割の夫婦ができ婚をすると言われる昨今、自分が親になるという感覚があまりない状態で子どもができて、それをきっかけに相手と結婚するということができちゃった結婚です。いきなりの出来事なので、戸惑う人が多いのはおおかた想像できます。
しかし、この妊娠がよいきっかけとなって、結婚したというように考えられれば、今後の生活意識が変わっていきます。
自分が親になるとは思っていない時期にできた子どもや、いきなりの結婚で、不満はたくさんあると思います。その不安を抱えた状況でこの先の結婚生活を進めていくことは、今後トラブルに発展するという傾向があります。
付き合っていると結婚や出産がひとつのゴールのようにとらわれがちですが、実はそのあとの方が長い道のりなのです。
でき婚の場合は、新婚時代や2人で過ごす時間が極端に少なくなり、妊娠中で自由にならない妻に比べ、身が軽い夫に不満を募らせることは間違いないでしょう。
でき婚で離婚する夫婦の場合、経済力や知識不足、『養育費』支払いの決め事さえしない状況で離婚する夫婦が多いのも現実です。
できちゃった結婚をした夫婦の離婚が注目されるのは、結婚後数年間の離婚率だけです。結婚生活が5年や10年も過ぎると、その夫婦の結婚のきっかけなどを気にする人はあまりいません。
だからこそ、思いやる気持ちと子育てを楽しむ気持ちをもって生活していくことが大切です。