当社がこれまで相談を受けてきた事例から考えて、「一度浮気をした男性は、何度も浮気を繰り返す」という傾向があります。「浮気癖」という言葉がありますが、何度咎めても相手を変えて浮気を繰り返すご主人に悩まされている方はたくさんいます。

浮気が発覚した時点で別れを決意する方もいますが、子どもがいたり、自分が相手のことをまだ好きだったりして、夫婦関係の改善を望む方もいるでしょう。浮気をやめてほしい、自分や家族のもとに帰ってきてほしい…そう考えるのは当たり前のことです。

今回は、旦那さんの浮気癖をやめさせ、夫婦関係を改善するためのコツをお話します。

自分が離婚の意志を固めていることを伝える

繰り返し浮気をするということは、浮気をしても別れを切り出さないあなたに甘えているとも言えます。しかし、自分が浮気に気づいていて、最終的には離婚も考えているという気持ちを、相手にしっかり伝えることが正当な関係の第一歩です。

「今度浮気をしたら、離婚します」

というのは、脅しではなく、いわば正当防衛です。ここまで強く言い切れば、あなたの気持ちが嘘ではないと伝わり、軽い気持ちでの浮気をしなくなるでしょう。

愛情を伝え、自分に振り向いてもらう

家庭の中に不満があるので、外で浮気をしている可能性もあります。自分よりも魅力的な女性が外にできたというのは、女性としても許せないですし、悔しいですよね。

日々仕事や家事、育児で忙しいとは思いますが、旦那さんの心をつなぎとめたいというのであれば、自分自身を磨く時間をとって、もう一度振り向かせるために努力することも有効です。

浮気に限らず、夫婦のすれ違いは「普段のコミュニケーション不足」から起こることが多いです。いつもよりもおしゃれをして、夫婦二人でデートする時間をとるようにすれば、自然と旦那さんの視線もあなたに向かうのではないでしょうか？

家族で過ごす時間を増やす

物理的に浮気をする時間がなくなるようにする作戦です。必ず食事は家族でとるようにするとか、休日は家族で出かけるとか。また、一緒に何かを始めるのもいいですね。

同じ時間を過ごし、共通の趣味を持つことで、浮気相手との距離を離すことができますし、会話のネタも増え、夫婦仲の改善も期待できます。

浮気を自覚させ、「浮気をしない」という証書を作る

かなり浮気が悪質だった場合、許せない気持ちが強い場合は、「二度と浮気をしない」という証書を作る夫婦もいます。この方法をとる場合は、浮気の証拠を集めてそれを突きつけ、浮気をしていた事実を認めさせる必要があります。（言葉だけで問い詰めても、「気のせい」とか「勘違い」とはぐらかされることがあります。浮気常習犯ほど、うまくかわします）

浮気の証拠を集める際には、プロの探偵に依頼するとスムーズです。言い逃れできない証拠が手に入りますし、離婚や慰謝料請求の裁判でも使える証拠なので、いざというときのお守りにもなります。

さらに、契約書を作るときには、弁護士に相談するのがおすすめです。内容が公序良俗に反すると契約書として認められないこともありますし、第三者に依頼して作った契約書のほうが、お互い冷静に話し合った内容が反映されます。

いくつかの対処方法をお話しましたが、浮気癖はすぐに治すのは難しく、本当に浮気をやめさせたいのであれば、時間と広い心が必要です。相手に愛情を持っていれば話は別ですが、何度も裏切られると愛情すらつきてしまうというのが人間の素直な感情だと思います。

繰り返される浮気にお悩みであれば、復縁ではなく、離婚も考えて強気に動くほうが、あなたの人生は豊かなものになるかもしれません。夫婦関係を改善するための努力も続けつつ、離婚も視野に入れた証拠集めをすすめることをおすすめします。

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