『別居をしている』と聞けば、単身赴任や子どもの学校などの関係でやむを得ない別居と考えるよりも、夫婦関係が上手くいっていないのではと考える人が多いと思います。
事実別居を初めてから離婚までの期間は1年未満が8割に達するそうです。
つまり夫婦が上手くいかなくなり別居をすることは、離婚を前提にと考えている人が多いと言うことになります。
また離婚に対しての意思表示と捉えて、別居をする人が多いということが言えます。
その場合は、実家などに別居して生活をする拠点があれば良いのでしょうが、思いつきで別居をはじめてしまうとそのあとの生活について後悔することにもなりそうです。
たとえば、別居中の生活費や子供のことを決めなくてはなりません。
夫が仕事をしている時に妻が子供を連れて実家に帰ってしまう。離婚となった場合、親権の話し合いが難しくなる可能性が出てきます。
そのような場合は、家庭裁判所にて子供の連れ去りをされない様、手続きする制度もあるそうです。
しかし、夫や妻が別居という行動に移す場合はどうにもなりませんし、一日中365日監視をするという訳にもいきません。
別居に踏み切る場合は、別居の目的や双方の同意、理由、生活や子供のことなどを明確にすることや、合意書など文章作成も時には必要でしょう。
これらをしておくことで、今後の話し合いのトラブル回避となるようです。