別居中の配偶者の浮気調査は、通常の（夫婦が同居している）場合の浮気調査に比べて、難易度が高いという特徴があります。なぜなら、一緒に暮らしていないということで行動パターンの把握が難しく、調査日特定が難しくなりがちだからです。

しかし、別居中だからといって浮気調査が不可能というわけではありません。
また、別居中の浮気＝慰謝料請求ができないというわけでもありません。

配偶者と別居している状態でも、浮気の証拠を掴むことができれば、有利な条件での離婚や慰謝料請求は十分に可能性があります。そしてそのためには、「一刻も早い動き出し」が肝心です。もしあなたが配偶者と別居していて（あるいは別居予定があって）、相手の浮気の可能性を感じているのであれば、この記事を参考にお早めに探偵事務所に相談されることをおすすめします。

別居中の浮気で慰謝料請求できるケース・できないケース

別居中の浮気というと、「夫婦関係が破綻した後の浮気だから、慰謝料の請求には関係ないのでは」と思われる方もいるかもしれません。確かに、「婚姻関係が破綻しているかどうか」というのは非常に重要なポイントです。婚姻関係が破綻しているとは、離婚を前提に別居しているような状態。この場合は、もし別居中の浮気が発覚したとしても、慰謝料の請求は難しく、認められたとしても金額が低い可能性があります。

ちなみに、裁判においては以下のような状況を判断して「破綻している」と判断するそうです。
・婚姻期間
・別居期間
・別居中の連絡状況
・夫婦関係が悪化した理由

一般的には5年以上別居していたり、連絡を全く絶っていた場合には、婚姻関係が破綻しているとみなされるケースが多いようです。

では、慰謝料を請求できるのはどのようなケースか、いくつか挙げてみましょう。

■別居前から浮気をしてい場合
浮気が同居中から続いていたことが立証できれば、慰謝料請求は可能です。同居中から浮気相手がいて、もっと浮気相手との愛を楽しみたい…という理由もあって別居したようなケースです。

■関係修復を目指していた場合
別居の理由も夫婦ごとにさまざまだと思いますが、「お互いの頭を冷やして、再び仲良い家庭を築くために」という理由で別居する夫婦もいると思います。しかし、その間に不貞行為を働いたとあれば、良い方向に向かうはずだった関係を壊したことになり、慰謝料請求ができる可能性があります。


■単身赴任中だった場合
別居とはいえ、単身赴任は「夫婦関係を続けたかったが、やむを得ず離れ離れになった」とみなされます。そのため、単身赴任中の浮気も責任を問うことができます。単身赴任中の浮気は、結構多いです…。

別居中の浮気の証拠をどうおさえるのか？

通常、浮気調査の場合は、調査対象者の行動パターンをある程度想定し、調査対象日を絞っていきます。例えば、「毎週水曜日には残業で遅くなる」「●月●日から出張に行く」という感じです。探偵に浮気調査を依頼すると、調査日が増えればその分調査費用もかさんでくるので、こうして”狙い撃ち”をするのが効率的だからです。

しかし、別居している場合はこうした行動パターンが読めないケースがほとんどです。では、どのように浮気の証拠をおさえるのでしょうか？一つ例を挙げると、「相談の上決めた期間について、連続して浮気調査を行う」という方法があります。生活パターンを把握するためにも、1週間程度の連続での調査が有効なのです。この期間中に複数回の不貞行為の証拠がとれれば、その分相手の悪質性を指摘することもできます。

探偵に依頼すると、浮気の有無だけでなく、相手の特定や不貞行為の証拠取得も行うことができます。これは、自分では分からないことですし、これらの情報があることでその後の対応も自分有利に進めることができます。

ただ、先述の通り、別居期間がながければ「婚姻生活が破綻している」としてせっかく集めた証拠が無駄になってしまう可能性があります。別居開始した直後は、相手も心にスキができ、浮気の証拠をつかみやすい状態になります。「別居してしまったから、浮気の証拠を見つけるのは難しい」「証拠があっても、こちらの有利に話を進めることは難しい」と諦める前に、証拠取得に向けて動き出す価値は十分にあると思います。

私達は、さまざまな状況で浮気に悩む方の証拠取得のお手伝いをしています。一人ひとりにあったプランをご提案し、解決に向けて一緒に動きますので、一人で悩まずにご相談くださいね。



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