離婚理由の中に、「相手の両親との不仲」というものがあります。
2人が夫婦になったときから、相手の両親や兄弟、祖父母や親戚までもが身内となるわけです。
その中でも一番の関わり合いを持って生活していくのが両親です。この付き合いは同居、別居に関わらず、仲良くできることが何よりです。しかし、実際には身近な存在になる訳ですから、親側も結婚をした2人もトラブルや不満を抱えることが多くなるようです。
愛し合った2人でさえ些細なことで喧嘩をすることもあります。これまで育った環境や各家庭のルールなどで戸惑うことも多いようです。夫婦となれば話 し合いや歩み寄りで解決が図れることでも、結婚当初から相手の両親や相手に自分のルールを望むのは難しいことです。結婚当初にもめると、その後も何かにつ けてもめることが多いようです。
そんなことから、自分たちのことではなく、お互いの両親のことで不満が積もっていく人も多いようです。
両親のことでもめるときは間に入る夫や妻が上手く立ち回れれば良いのでしょうが、なかなか思うように行かないと相手の両親への不満がパートナーへの不満に変わっていく傾向があります。
たとえば、「最近は子どもが少なくなっているので長男だから家を継ぐのが当たり前と言う考えに妻の両親が反対する。」とか、「夫の両親が孫の子育てに口を出す。」とか、このようなことが不満となり、長年積み重なっていくのです。
結婚とは2人だけの問題ではなく、相手の家族や親戚との関わり合いを含めた大きなものです。