たとえば、「夫と結婚して10年、子どもが2人います。結婚当初から夫の仕事は 忙しく、帰宅が夜中になることも日常的でした。しかし、先日知らぬ女性から「夫と付き合っている。子どもができた。」という内容の電話が自宅にかかってき ました。夫に確認したところ、「知らない。誰かの嫌がらせだろう。」と取り合ってくれません。我が家の電話番号は電話帳に載せていないのに、その女性が 知っていた点も不明です。公衆電話からの電話だったため、相手を確かめる手段はなく困惑している。」といったケースです。
ご主人が言うように嫌がらせであっても、ご主人に女性がいる可能性はかなり高いと思われます。最近は、携帯電話が主流の連絡手段となり、連絡先を伝 える際もほとんどの人が携帯電話の番号を教えています。自宅の番号までを伝える人は少ないと思います。しかしその女性は自宅に連絡を入れてきているので、 なんらかの手段で自宅の電話番号を入手しています。携帯電話を簡単に操作できる間柄なのか、ご主人の友人や周辺から教えてもらえる間柄なのか、少なくとも 関係は深くなっていると思われます。そして、わざわざ自宅に連絡を入れ、奥様へ嫌がらせをしているところから、ご主人はわかりませんが、女性は本気になっ ていると思います。
このご主人のように、毎日仕事が忙しく、帰宅も遅いことが当たり前の生活になると、ご主人の浮気に気が付かないことが多いようです。ご主人と過ごす時間が少ないと、ご主人の変化に気づきにくくなるため、要注意です。
本当に相手に子どもができている場合は、このままにしておける問題ではありません。ご主人が一度否定しているので、証拠もなしにこれ以上聞くという のは非常に難しいですが、事実を確認する必要があります。離婚を「する」「しない」に関わらず、相手を特定し事実を知ることです。