離婚の話し合いはなかなかスムーズには行きません。離婚理由や条件、相手が話し合いに応じる姿勢があるかによってはとても長引くことも…。
このような場合、家庭裁判所での調停で話し合いをする。その際に、何らかの理由で『別居』をしている夫婦。
浮気などが発覚し家を出て行ってしまったパートナー。夫婦喧嘩の末、実家に行ったきり戻らないパートナー。
数日間であらば「冷却期間を置くために」とか、「気持ちの整理をつけるために」とか理由も付きますが、何か月もしくは何年となるとこれは別居と解釈されます。
夫婦がお互い合意をして別々に生活している、もしくは黙認しているような場合と勝手に家を出て行ってしまい、いつまでも帰らないとでは夫婦の価値観や物事のとらえ方にあまりにも違いがあります。
別居をして夫婦で離婚を話し合う場合、難しいことも多くなります。話し合う時間や場所なども考えると、要点だけでお互いの思いや要望は伝言のようになってしまうこともあります。
長い別居生活が夫婦お互いに考える時間を与え、元に戻るための時間となるならば良いのでしょうが、長く別居をした場合は元の夫婦生活に戻ることはなかなか難しいのが現状です。