日本では婚姻の際、
民法上、「夫婦の氏にうちて、夫婦は婚姻の際に定めるところに従い、夫または妻の氏を称する
(民法750条)」と定められています。
そこで、婚姻届書に夫婦が称する氏を記載して、その旨を届け出ることになります。
まだまだ、「長男だから」、「一人娘なので婿を取る」などの考え方が残っていますが、
夫の姓を名乗る人が大半の日本も、少子化などの理由から一人っ子が増え、
婚姻の際、「どちらかの家が絶えてしまう」という理由から
夫の姓を名乗るか?、妻の姓を名乗るか?という問題に直面します。
将来的にしろ、どちらの親と同居するかなどが問題となり、婚姻以前に破談になるケースも多いようです。
しかも離婚が多い昨今も、「熟年離婚」などで実際には、1人で老後を迎える人が急増するでしょう。
姓=親の面倒と考えられていますが、今後はそのような考えは現実とかけ離れてしまうかも知れません。