家庭内別居とは、別名家庭内離婚とも呼ばれます。
心は完全に離れてしまっている夫婦。
夫婦としては破綻している関係なのに、離婚もせずに一緒に暮らしている夫婦やカップルの事を、
家庭内別居と表現するのです。
単なる同居人状態になった相手とずるずる生活しているような状態です。
夫婦仲はよくないが、子どものために一緒にいるなんて夫婦も多いのです。
正直離婚をするには、精神的にエネルギーが要ります。
なんとなくでも一緒にいれば、その余計なエネルギーを使わなくても良いのですから、
ついずるずるこのような関係に収まっているのです。
夫婦のどちらかが、離婚を望んでいても、もう片方が離婚を望まなかった場合は、
話し合いではなかなか解決にはいたりません。そこで、家庭裁判所などでの離婚調停となります。
婚姻関係にあるものは、同居する義務があるため、あなたが相手に不満があるからといって、
一方的に家を出てしまうと、同居を勝手に解消した張本人として不利な立場になってしまいます。
この家庭内別居、家庭内離婚状態から、離婚に踏み出すまでには勇気とエネルギーが要ります。
誰が聞いてもおかしいと、相手に非があれば、一緒に住むことが出来ない理由として理解されますが、
そうではなく、「性格があわない」、「子どものために」、「今後の生活のめどが立たない」などの理由で、
ずるずると家庭内別居という状態のまま生活を続けてしてしまう人が多いようです。