みなさんは、「アンドロイドアナライザー」というアプリをご存知でしょうか。
本来は自分のスマートフォンにこのアプリを入れておくことで、例えばスマホを落としたり紛失したときに、場所を調べたり、端末に届いたLINEメッセージなどを遠隔確認するためのツールです。いざというときに、このツールに助けられたという方も多いようです。

しかし、本来想定された使い方を超えて、「浮気調査」「不倫調査」の目的で使う人が続出。個人のプライバシーを損害する恐れがあるものを販売していいのか？という問題がありました。そして、今回は作成した会社に有罪が言い渡されました。

こういったアプリを使って不倫調査を行うことを勧めるサイトもありますが、そもそもそういった利用はNGです。軽い気持ちで利用しないようにしてください。

LINE監視アプリや浮気監視アプリは危険

LINE監視アプリや浮気監視アプリを使って浮気調査を自分で行おうと考えたことがある方も、中にはいるかもしれません。しかし、他人のスマートフォンを遠隔で操作する目的でこれらのアプリを使うことはNGです。実際に、2016年には、無断で交際相手のスマホにアンドロイドアナライザーをインストールし、通話履歴や電話帳を閲覧していた男性が逮捕されました。（これに限らず、利用者の逮捕や書類送検が全国的に相次いでいます）

これらのアプリの本来の利用目的は、スマホの紛失や盗難に備えるため。正しい利用目的のために自分のスマートフォンにインストールしたり、相手の同意を得て相手のスマートフォンにインストールするのは何ら問題はありません。しかし、不正操作や相手のプライバシーを覗くために利用するのは違法行為です。まずは、この点を勘違いしないようにしましょう。

このように、「不正利用をしていた人」が逮捕された事例はコレまでにあったのですが、今回は「アプリを作成した会社」が有罪となりました。アンドロイドアナライザーに限らず、今後も同じ動きが続くかもしれません。

ちなみに、今回有罪になった背景には、「ステマブログ」の存在が大きそうです。ステマブログというのは、「浮気調査アプリランキング」や「LINE監視ツールについてのブログ記事」で、アンドロイドアナライザーの不正利用を勧めるような内容です。例えば、「コレをスマホに入れれば、誰でも浮気調査ができる」「夫の携帯にいれれば、不倫の事実がわかる」など。これは他人が書く分にはセーフですが（利用したら罪に問われる可能性があるものの）、販売業者が言ってはならないことです。

しかし、今回の件では、社内のやり取りで「ステマブログを促す」事実が確認されたそうです。これは、グレーを通り越してブラック！

自分で行う浮気調査には、リスクも有ることを理解しよう

真面目に浮気調査を行っている当社からすると、自分でできるとは言え違法な調査方法を促すブログの存在も許しがたいのに、それに作成会社が関与していたというのも許しがたい事実です。実際、当社にご相談に来られた方の中にも、「自分でやろうと思ったけれど、失敗した」とか、「勝手にスマホを見て捕まらないか心配」という悩みを持たれている方がいらっしゃいました。

スマホ遠隔操作アプリを悪用すれば、パートナーの不倫の事実を見つけることはできるかもしれません。しかし、位置情報やLINEの履歴は、当事者間で浮気の事実を認めさせるのに使えはしても、裁判などになったときには有効な証拠としては使えません。また、相手が言い逃れをしてしまう可能性もありますし、勝手にスマホを覗き見したことを逆に訴えられるリスクもあります。

配偶者の浮気に悩んでいて、離婚や慰謝料請求を考えているのなら、浮気調査のプロに依頼して証拠を集めるのが確実です。当社は相談無料で、一緒に問題の解決にむけて方向性を考えます。集めた証拠をどのように使うのが一番効果的かについてもアドバイスできるのは、たくさんの事件に向き合ってきた経験があるからこそです。

浮気にお悩みの方は、怪しいアプリに頼る前に、当社にご相談ください。



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