感染症が流行する季節と、花粉の時期は、街なかにマスク姿の人が増えます。この「マスク姿」は、浮気の証拠をおさえる上でなかなかの難敵です。私も経験がありますが、不倫カップルの中には非常に用心深く、マスクにサングラス姿でデートをする人たちも（過去に失敗した経験があるのかもしれませんね）。

いくら調査対象者がマスクをしていても、私たちの仕事は証拠を集めることです。こういった時探偵はどのように対応しているのか、今回は調査の裏側について少しお話します。

浮気中にマスクをする心理

私たちの調査のときにもよくあることですが、浮気カップルにはマスクをしている人たちが少なからずいます。不倫は夫婦の中に亀裂を生む行為ですし、法にも反しているというのを分かっているのだと思います。「自分だとバレたくない」「知り合いに気づかれて、話しかけられると困る」等、顔を隠す理由はたくさんあるはずです。どこから配偶者に浮気の事実を告げ口されて、自分の立場が悪くなるか分かりませんから。

ですので、普段マスクをしない配偶者がマスクを購入したり、マスクを付けるようになったら警戒が必要…かもしれません。夏場など、一般の人があまりマスクをしない時期であればなおさらです。

ただ、花粉症の時期や感染症が流行する時期（冬など。2020年はコロナウイルス対策で全国的にマスク率が高い傾向にあります）。別に返送目的でなくても、マスクが欠かせないという人もいます。

調査対象者がマスク！その時、探偵はどうする？

対象者がマスクをしていようがそうでなかろうが、探偵が証拠を追い求めることに変わりはありません。万一目元の写真しか取れなかった場合、それでも証拠として本人が浮気を認めるケースもありますが、基本的にはマスク無しの写真が撮れるまで粘ります。

探偵の浮気調査とは、調査対象時間の間ずっと対象者に張り込むことです。人間、ずっとマスクをし続けることはできず、誰かと過ごす以上マスクを外す瞬間は必ずあります。食事の時や、気が抜ける車内などはマスクが外れますね。ラブホテルの出入り写真を撮影するのはもちろんですが、マスクをして顔がはっきり見えないケースにおいては、当人たちが言い逃れできないよううに、マスク無しの素顔写真が抑えられるように一層気を配ります。

これは経験上ですが、密会の間一度もマスクを外さない＝素顔が取れないという浮気調査はありませんので、ご安心いただければと思います。

もし、1日の調査で素顔の撮影ができなかった場合は、後日調査対象者を絞って追跡調査（撮影）を行うケースもあります。これは調査料金にも関連してくることですので、ご依頼者様と方針を話し合った上でどうするかを決めています。このご依頼をいただくのは、「浮気相手の身元を突き止めたい」という身辺調査のニーズが高いケースが多いように思います。

この場合、密会とは別日に調査を設定することが多いので、比較的スムーズに素顔の写真を抑えることができます。

一瞬の浮気の証拠を抑える「撮影技術」も探偵の能力です

調査対象者がマスクを外した一瞬のスキをつき、撮影して証拠をおさえるというのはなかなかの高等技術です。本人たちもまさか写真を撮られていると思っているわけではありませんし、シャッターチャンスは殆どないと思ってください。また、探偵側も写真を撮っていることがバレてはいけないので、みなさんが想像するより撮影しにくい位置からの撮影が求められます。

いつ訪れるか分からないチャンスで間違いなく写真を撮影するためには、プロのカメラマンとは違ったより特殊な機材と技術が求められます。

マスクを外した一瞬の姿や、夜間のラブホテルの出入り写真（暗い中で顔がはっきり分かる写真…フラッシュもNGの状況なので、高性能な機器も求められます）、車内の密会など、浮気の証拠撮影は探偵の腕の見せ所です。

探偵事務所によっては、写真撮影のスキルが低く、証拠写真を見ても「何を撮影したかわからない」というケースもあります。他事務所で失敗した方からのご相談も本当に多いです。

当社の探偵は、撮影技術についても修行を積み、実績を重ねているので、その点ご安心ください。もちろん、機材にもこだわっていて、かなりの重量の機材を片手に追跡を続けています。

配偶者が浮気をしている、しかもマスクをして変装しているというのは、許しがたい状態です。私たちと一緒に証拠を押さえて、相手に反省させるための準備を行いましょう。



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